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体臭改善の救世主⁉水素点滴が効くって本当?【専門家が分析】

2017年11月23日

体臭改善には水素点滴が効くって噂は本当なのか検証

 

水素点滴って、何?

うちのユーザーさんから「ある美容外科で体臭に効果ありという水素点滴っていうやつ、やってるでんすけど、それってどう思いますか?」という問い合わせを頂きました。早速調べてみると、あらホント。たくさんの病院でやってますね。

いったい、どうやって水素を点滴にいれるのかと、見てみると、どうやら、専用の機械で高濃度の水素をお水に溶かしこんで、それを点滴したり、何か、そう、ビタミンとかその他の美容に良さそうな材料を混入したりするらしい。

別な病院では3%濃度の過酸化水素を5%濃度のブドウ糖液点滴剤に混注(と言うのが正式な言い方みたいです)したものを点滴するらしいです。3%濃度の過酸化水素って言えば、オキシドールですよね。まさにそのまま。日本で流通している点滴用の過酸化水素はアメリカで作っているらしいです。しっかり不純物を取った純正らしいですが、過酸化水素なんて、わりと単純に作れるらしいから、バッタモノが出回ると怖いですねぇ。こっちの過酸化水素水溶液についてはよく知っているので、こちらを考察してみます。

ところで私は、ウエディングドレスの臭い取りの仕事をしていた時、30%濃度の過酸化水素を材料の一つとして使っていました。殺菌効果も高いし、ある種のニオイ物質の除去に使えます。何故、言葉を濁すかというと、何でも落とせるわけではないし、過酸化水素のニオイ自体も良い匂いではない。だから、これを読んでいるユーザーさんが間違った使い方をしてしまうといけないから、ハッキリ言わない。もう一つ、衣類のある種の染料をすっかり取ってしまいます。これはオキシドール程度でも可能。だから、「大事なヨソイキのワンピースの色が取れたから責任取って!」と言われても困るので、やり方は教えられません。

それと30%の過酸化水素は、そう簡単には手に入らない。なんでかと言うと、劇薬指定だからです。実際、そんな高濃度の過酸化水素が手についたりすると、ヤケドしたみたく、ヒドク痛みます。皮膚が真っ白になって、肌色に戻るまで、ずっと痛い。肌色に戻ると嘘のように痛くなくなって、後も残らないのだけれど、ホントに痛いです。あと、過酸化水素が付いた部分を洗い流そうとすると、ラジカルな酸素が大暴れして、もっと痛い! 泣きたくなるくらいです。これって、オキシドールでもなっているんですよ! 傷口がしみて痛いと思っているかも知れませんが、傷じゃないところにだって、付くと痛いです。

低濃度とは言え、そんな危険なものを体内に注射するって… 私はびっくりですが… なんでかと言うと、体内で何かの拍子に濃度が濃く固まってしまった日には、とんでもない痛さが体を駆け巡るぅ… そんなことにならないからお医者さんが使っているんでしょうが、私は怖くてヤダ!

 

その効果は?

さて、件の彼は、体臭に効くというふれこみに誘われて、その病院の門をくぐったわけですが、いったい、水素点滴の効果ってどんなものなのでしょうか?色々調べると色々書いてあります。下に列記しますね。まずは美容外科さんで書かれている事。

アンチエイジング効果・成人病(脳梗塞などの動脈系の病気・糖尿病)・癌・パーキンソン病・リウマチ・関節炎等。

これらのうち、アンチエイジングに効果があるから美容外科さんで取り入れているのだと思います。その中に、体臭改善も入るらしい。

本家の過酸化水素配給元の資料によれば、更に

呼吸器系疾患・ウイルス感染・細菌感染・カンジダを含む真菌感染(カンジダと書かれていると、体臭に悩むみんなはピクッとなりますよね。私もそうです)・頭痛・アルツハイマー・重複しますが循環器や脳血管の疾患・慢性疲労などなど

もともとは1920年、イギリスの内科医さんが、当時致死率80%以上あって猛威を振るっていたインフルエンザの患者さん25人に対して過酸化水素の点滴治療を行って48%まで患者さんの致死率を下げたのが始まりらしいです。

またアメリカでは1960年代から癌治療に対する大規模な研究がおこなわれて、医師たちは少量の過酸化水素点滴は副作用が少なく、体内の酸素化効果が得られることを発見したそうです。また放射線治療との併用でがん細胞の酸素化に有効であり、狭心症などの真菌虚血の効果や動脈硬化のプラーク(血管にへばりついている過酸化脂質ですな)を除去する効果があると発表しました。そういう中の一人のお医者さんは、過酸化水素療法を含めた酸素療法の研究で、ノーベル賞にノミネートされたそうです。(以上、「H2O2点滴療法とは」サイトからの抜粋)

スーパーな効果ですね。酸素化効果と言うのが少し分かりにくいので、いずれしっかり調べて、お教えしますが… さて、メカニズム的に、どうやって作用するのでしょうか? そして体臭への効果とは?

 

メカニズムモデルは、コレ!

過酸化水素はお水+酸素です。この酸素がどうやら善玉活性酸素となっていて、それが体内に侵入してきた細菌やウイルスを攻撃するらしい。だから病気によく効くということ。またマクロファージやヘルパーT細胞のような体内の防御システムを活性化するとも。その上、血中のコレステロールや中性脂肪を減少させると書いてあります。

ココの部分が体臭に効くという根拠と思われます。つまり、活性酸素が体内の過酸化脂質を減らす、ということ。

この論理が正しいか、正しくないか、誰か教えてほしいけれど、なんとなく、効きそうな気もします。なぜって、体臭の大元は過酸化脂質だったりしますからね。

さて、私は「本当に効果があるか結果報告をお願いします。実験台にして悪いけれど、一度試して!」と彼を送り出しました。

翌日、彼からのメールが来ました。曰く

「体臭除去に効果を上げるために、週に1回、ずっと通ってください。1回あたり9000円になります」

と言われたそうです。つまり善玉の活性酸素を血液中に保つには、週に1回ずつ追加しなければならないとの事。ニオイの元が一定量だけ血液中にあって、それを駆逐するならば、体臭への効果はテキメンですね、プラーク除去と同じ論理です。けれども、次から次から臭いの元を作り出すメカニズムがある「体臭に悩める人々」にとっては、継続的な治療を行わなければならない…

確かに、過酸化水素は加水分解が早いですからね。30%濃度の過酸化水素は危険すぎて(安いんですが)、誰も扱えないから、それを10倍希釈して、オキシドールの濃度で使ってました。しかし3日もすればただの水になる… ああ、あれか… 体の中でどんどんタダの水になってしまうのね…

彼は、「それは無理とお医者さんに相談したら、水素サプリを勧められました」

との事。お医者様が処方する純正水素サプリの効果報告を待っている今日この頃です…

そういえば、あるユーザーさんが「膀胱炎になった時に抗生物質を飲み続けましたが、その間は、全く体臭を感じませんでした。周りの反応も、確かに違っていたと思います」という報告を入れてくれました。これは、一つには感覚的なもの、つまり、体臭を感じなくなる現象が体に起こったとも考えられますが、他方で、体内の雑菌が一時的に駆逐されたために、臭気物質が体内に無くなった、ということも考えられます。件のユーザーさんは、抗生物質の服用を止めて、12時間で元に戻ってしまったと言ってますが…いずれこの件も、しっかり研究しますが、やはり体の中こそ体臭の発生場所なのですから、良い状態にしておくことは、非常に大事なことですよね。

結論。と言っていいのか分かりませんが、だから過酸化脂質ができにくいカラダ、悪い菌が住めないカラダに、根本的に改善していく方が早道です。

皆さん、私の指導をしっかり守ってくださいね。

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