PATM(パトム) 体臭の悩み 化学物質過敏症

化学物質過敏症の割合と症状例からPATMを考える1

2017年10月26日

PATMと化学物質過敏症の割合と症状

 

反応されるけれど、誰もが反応するわけじゃない

体臭検査というサービスを始めて、ようやく1年半の当社。「体臭クリーニング」のページを構築して、世間一般に広く認知されるようになってから換算して、ようやく1年ちょっとです。既に500人以上の方が体臭検査に臨んでいます。このペースで行けば、来年の夏前には1000人分以上のデータベースが構築されると予想されます。これは、体臭に悩む方のデータベースであることと同時に、日本人の平均的な体臭状態が予想できるほどのデータになると思います。

元々は、ワキガや加齢臭等、世間一般で知られている体臭問題こそが日本人の体臭の悩みの大半だと思っていましたが、さにあらず。自己臭恐怖症やPATM等、話題に上らない症状や状態で悩んでいらっしゃる方がこんなにもたくさんいるとは思ってもいませんでした。

PATMについては前々から知ってはいたものの、本格的に研究を始めたのは、この事業を始めてからです。実際、普通の皮膚科や内科では、殆ど都市伝説的な、胡散臭い、つまりは「気のせいでしょ!」と言われてしまう現実が、今も続いています。私が懇意にしているワキガ専門医さんも「そんなものは無い!」と断言しています。

何をしたら、苦しんでいる人たちの現状を世間に知らしめることが出来るのか? 一緒に研究してくれる仲間が欲しい! これは私の心からの声です。

 

そんな思いで日夜研究を続け、ユーザーさんの改善のために考察を積み重ねているわけですが… まあ、こういう珍しい仕事をしていると、関係のありそうな業者さんとか、学者さんとか、専門家さんとお会いする機会が増えてきます。そんな中で様々な情報も集まってきますし、そこからのヒラメキも生まれてきます。

表題にある通り、PATMは、まずは相手方の反応があってこその症状、というより悩みです。うちのユーザーさんの中には、明らかに「自己中毒」症状、つまり、自分の発散物によって自分で反応しているという人も結構いるのですが、まずは、他人の反応に困っているというのがPATMの悩み。そこを掘り下げていくために、相手方がなぜ反応するのか、もっと言えば、何故、反応する人としない人がいるのか、を、鋭く考察していきたいと思います。

一番の反応者は、粘膜性のアレルギーを持っている人、感覚的に敏感な人、心理的に順化されやすい人(これはいずれ心理学の側面での研究成果として報告します)、そして化学物質過敏症の人。

ひょっとして、アナタ、化学物質過敏症を知らない? 大丈夫、お医者さんでも知らない人はいますので。今から説明しますね。まずは、基礎知識として「化学物質過敏症」とは何ぞや、という話を、出来るだけ詳しく分かりやすくしていきたいと思います。多分、続き物になると思いますので、飽きずについてきてくださいね!

 

化学物質過敏症とPATMを取り巻く環境の違いについて

初めにお伝えしておきますが、「化学物質過敏症」については、「化学物質過敏症支援センター」等の、まあ言ってみれば駆け込み寺のようなところもあって、ある程度世間的に認知されています。また厚生労働省では2009年の時点で「化学物質過敏症」を中毒の部門で病名登録しています。つまり国が認めた病気ということ。もちろん、一部の医者はいまだに「そんな病気は無い!」だの「気のせいだ!たるんどるだけだ!」などと言い放ちます。まだまだ世間一般に認知されているわけではない。

それでも、そういう支援してくれるところもあるし、国が認めているという事実を考えれば、発散する側、つまりPATMや体臭問題で悩んでいる側にすれば、羨ましい話です。ユーザーのみんなが思わなくても、私は羨ましい…だって、研究仲間がいて、キチンとした設備の整ったところで、国のお金を使って研究しているんでしょ!多分。 私なんて、少しでもみんなのためにと思ってはいても、自費で研究しているんですからね、自・費・で!。 誰か一緒に声を上げてくださいな… それと、誰か研究費を提供してぇ!

話は逸れましたが、実はこの「化学物質過敏症」を認知されている方々、研究されている方々の中でも、PATMは知らない、という人が多くおられます。ある大学でニオイの認識を心理的側面から研究されている方とお知り合いなのですが、体臭には無関心。さらにはPATMは全く知らないと仰ってました。実は心理学方面からのPATMへのアプローチは、今私が最も関心を持っている事象で、いずれ、しっかりした形でご報告します。

あれ? また逸れてますね。そうそう、誰も、PATMを真剣に取り上げてくれないという話… それが、相対する位置にいるとは言え当事者の支援を目的として活動されている方でも、という事。辛いですねぇ、悲しいですねぇ。でも私が頑張って活路を開きますからね!

 

だから化学物質過敏症って、何?

と言いたい人は多いでしょうね。私の悪い癖は、前置きが長い、スグ話が逸れる、ということ。自覚しています。レイザーラモンのあるあるネタのような書きっぷりにイライラする人は多いでしょうね。フフフッ、それを想像すると楽しくなる…なんて失礼な話は置いといて。

化学物質過敏症は、日本では「CS」と呼ばれ、欧米では「MSC」と呼ばれています。正式には「Multiple chemical sensitibity」ですね。まんま「化学物質に過敏な人です」的な言葉。

以前は、例えば、ネイルの除去剤に過敏反応するネイリストや、歯の治療の詰め物への患者の反応、ホルムアルデヒドでのシックハウス症候群等、少し特殊な状態で、化学物質に晒されたことが原因で発症すると考えられていました。

しかし、現在では、普通の生活の中であらゆるところに蔓延している化学物質が、その主な原因であると考えられるようになってきました。よく言われる発症の経路は以下の通り。

➀化学物質を大量に体内に取り込んだための発症…シックハウス諸侯群や職業的な問題で取り込まざるを得ない環境に長く置かれてしまうためなどが、このケースです。

②微量でも長期間に暴露され続け、体内に溜まってしまったための発症… 生活のあらゆるところで、化学物質を摂取したり、経皮吸収したりして発症するのが、このケース。

まあ、元から過敏であるとか、そういう体質の問題があるので化学物質過敏症になるということが多いのでしょうが、その症状も、徐々に悪化していくわけで、そういうことと、PATM揮発物質は大いに関係があるわけです。

今回の結論としては、化学物質過敏症を発症している人、或いは発症予備軍は、PATMで悩んでいる方の分泌揮発物に激しく反応する可能性が高い、という事。

次回に続きます。

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