PATM(パトム) 話題の体臭

香りのマイクロカプセル問題を考える。PATMとの関連性について

香りのマイクロカプセル

合成香料がニュースになる昨今の状況

6月27日、「洗剤・柔軟剤などに含まれる『香りマイクロカプセル』が、環境だけでなく人体にも影響を及ぼす!?」というネットニュースがリリースされました。ハーバービジネスオンラインというところがリリースしたみたいです。見た方も多いかもしれませんね。

私は大昔(と言っても会社を始めた4年ほど前)から香料や香料を遠くへ飛ばしたり、その場(つまり衣類や身の回り品)に定着させたりする基材と呼ばれる成分の体臭への影響を訴えてきました。とはいうモノの、訴えたのはユーザーさん個人個人へのデータシートの中。だって、ブログやサイトの中で、そのことに言及したら大手ライフケア製品メーカーから袋叩きにあうのでは?と、怖かったんですもの~

時代は変わって、化学物質過敏症の連絡会が発足したり、PATMで悩む人が増えたり。そうこうしているうちに、この「合成香料」の問題が世間で取り沙汰されるようになりました。ニオイ博士のブログの中でも何回も取り上げるようになりました。(合成ムスクの話。柔軟剤トラブルがまた…PATMにも関係が!?という記事を過去に書きました)なんだか、私の主張が今になって世間で認められているような気分になり、若干、うれしい…

さて、今回のニュースの内容ですが…

廃プラ問題として取り扱われていますが

香りのマイクロカプセル

そのニュースによると、今回の大阪G20サミットでも議題として取り上げられるほどの社会的な問題になっている廃プラ問題ですが…

皆さんは「香料」がなぜ「廃プラ」と関係があるのか、なかなか分からないと思うのですが、実は「香りのカプセル」と呼ばれる製品の多くは微細なプラスチック容器に合成香料を閉じ込めておいて、叩いたり、時間の経過によってそのプラスチック容器がはじけて、それから初めて香りが広がる、という製品がたくさんあるのです。

プラスチックではない材料を昔は使っていたと記憶していますが(例えば底の抜けた樽のような形状をしているシクロデキストリンという物質があります。本来はその中にニオイ成分を取り込むという働きを使って消臭原料として使います。当社の洗剤でも一部には使っています。この樽のような形の中に香料を入れておいて、時間の経過とともにその立体構造を崩壊させて、或いは中の香料を揮発させて、時間差で香料を揮発させる方法論があります。ちなみにシクロデキストリンはオリゴ糖の一種でトウモロコシから作られます)最近は、安価なプラスチック製品ばかりとなっているのかも知れません。

またマイクロカプセルは家庭雑貨として使われるばかりでなく、この「時間差で中身を放出する」という特性を生かして、農薬や除草剤として使われているらしいです。「一発除草剤」と言われる効果が長期間続くものは、このマイクロカプセル式のモノが多いらしいです。

現在はマイクロカプセルの技術が進んで1マイクロm(100万分の1メートル)のサイズのモノがあるようです。花粉のサイズが30マイクロm、PM2.5が2.5マイクロmなのですから、どれほど小さいかわかるでしょう。例えば花粉対策のマスクなんて全く役に立たないサイズです。

これ自体が化学物質過敏症の原因となっているのは自明です。だから化学物質過敏症の人は柔軟剤とか香りを配合している洗剤、もちろん柔軟剤配合の洗剤を遠ざけています。

これらは製品から衣類や身の回り品に付着し、その後どうなるのでしょうか? 基本的には洗濯時に排水として環境に放出されますが、かなりの割合で衣類に付着します。そりゃそうですよね、それが目的ですから。その後、大気中に揮発したり、人間の体内に取り込まれていきます。

だいぶ前に別のブログで書いた合成ムスク(ベルサリドやα―ヘキシルシンナムアルデヒド)は生分解性が低く、体内に蓄積してしまうという事を書きました。ではマイクロカプセルはプラスチックとひとまとめに言ってしまっていますが、化合物としての名称は何なのでしょうか?

記事では「メラミン樹脂・ホルムアルデヒド樹脂・ウレタン樹脂・ポリイソシアネートモノマー」と名前が列記されています。いわゆる合成樹脂です。

これらは生分解しない物質のはずです。体内に蓄積されても便や呼気から体外に排出されても、どこにあっても物質の形質は変化しません。(もちろん、数百年というオーダーでは分かりませんが)また記事では喘息、気管支炎、肺がんを引き起こす場合もあると書いています。

合成ムスクの時にも書きましたが、これら「香害」の元となる家庭雑貨での合成香料の使用は世界的に使用禁止の方向に進んでいて、(特にEU)日本では、ライフケア製品製造メーカーの反発を考慮してか、立ち遅れている模様です。けれど、消費者団体は(日本消費者連盟)は即刻使用禁止にすべきとして、5月22日に衆議院会議室で「柔軟剤・香りマイクロカプセル」についてのシンポジウムを開催。一般市民を始め、国会議員・地方議員に向けて問題提起しているとのこと。

体内蓄積とPATM

合成ムスクと香害

PM2.5よりも微細な構造を持ち、空気中に飛散する。体内蓄積する。これらのことを考えると、PATMを思いだします。パトム物質を多く特定している当社では、上記油脂系物質をパトム原因物質として考えているわけではありませんが、明らかに「PATMを増長する」いくつかの理由があります。またニオイ物質を包接し、揮発することは、分泌物としての体臭物質を包接することに繋がり、つまりは「体臭そのもの」を遠くに飛ばすことも十分に考えられます。

何度も言いますが、体臭に問題があると考えている方、自身でPATMを疑っている方は、柔軟剤・香り付き洗剤・柔軟剤入り洗剤は避けましょう。もっと言えば、合成香料入りの雑貨類は使用を控えた方が良いと思います。

ああ、大手ライフケアメーカーから袋叩きにあう日が来ないとイイんだけど…

体臭クリーニングはコチラ!

PATM専用ページはコチラ!

-PATM(パトム), 話題の体臭

Copyright© ニオイ博士の体臭に負けるな!ブログ , 2019 All Rights Reserved.