体臭の原因

更年期障害と体臭 その2

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更年期と体臭

更年期障害についてのお勉強

前回は、女性のライフステージ、分かりやすく言うと体の中の状態は「思春期」「性成熟期」「更年期」「老年期」に分けることが出来るという話でした。出産が可能な状態であるかどうか、ということが、女性の体全体をコントロール、というか、ホルモン分泌などを支配しているといったところです。

女性はある年齢に達すると、月経つまり「生理」が不規則になり、減ってきて、やがて卵胞が消失することによって閉経を迎えます。

人によって個人差はあるようですが、日本人の平均的な閉経の時期は50歳前後と言われています。閉経を挟んで前後10年くらいの間を「更年期」と言います。

ただ、最近はダイエットや食生活の乱れ、ストレスなどで生理についてのサイクルの乱れや減少の話もよく聞きます。私は男なのでよく分かりませんが、傍から見ていると「生理」は苦しそうで煩わしくて、無ければよいのにな、と思う女性も多いことでしょう。なんか、無責任な感想で申し訳ありません…

さて閉経して卵巣機能が低下すると女性ホルモンが急激に減少して、様々な体の不調を招くようです。それは身体的な部分に限らず、精神面でも不調が表れるようです。これを「更年期症候群」或いは「更年期障害」と呼ぶわけです。

更年期障害の症状

自律神経の乱れ、つまり自律神経失調状態が様々な症状を引き起こすそうですが、それについては検査ユーザーさんからの「検査依頼表」によく書かれているので私も何となく理解しています。曰く「ほてり」「動悸」「ホットフラッシュ」などですね。もちろん、これは「そういうことが起こる時に体臭が強くなる」という前書きがあるわけで、実際の更年期障害の症状としては「冷え性」「息切れ」「肩こり」「疲れやすさ」「肌荒れ」などの体の不調の他に「気分が悪い」「気分が沈む」「やたらにイライラする」「わけもなく泣きたくなる」等もあるようです。他に生殖器泌尿器系の不調もあるようです。

女性更年期障害は閉経に伴う女性ホルモン(エストロゲン)の減少が原因ではありますが、それだけでなくストレスや遺伝形質、性格的な問題、家庭環境なども相まって、強く出る人、そうでもない人の違いがあるようです。

そうやって考えていくと、当社ユーザーさんのように「体臭に悩んでいる」という元々のバックボーンがあれば、より強く更年期障害が出やすいということになるかもしれません。また前記のようにライフスタイルの問題から平均的な更年期障害年齢に達する前に「実質的な更年期障害」になってしまい、体調のみならず体臭にも影響が出てくる、ということも考えられますね。

前に「自律神経失調症」のことをブログで書きましたが、精神的な失調は体臭に強く影響します。体臭改善の前に体調改善が必要なケースも出てくることでしょう。

脂質異常症の影響

さて、内分泌としての体臭への影響です。

閉経後、或いはそんな時期でもないのにエストロゲンの分泌が減った時に女性の体の中でどんなことが起こるか? 実は血中の「LDLコレステロール」つまり悪玉コレステロールや中性脂肪が増加するそうです。これはもうエビデンスの出ているマジな話。人によっては「脂質異常症」と言えるほど増える人もいるそう。

脂質異常症と言われるほどになると動脈硬化や糖尿病の原因になって、脳梗塞や心筋梗塞などの要因にもなるそうです。

しかしこの血中の脂質は体臭に影響してきます。血液の中にニオイの元が入り込んで、それが体表から揮発する、ということの元々の原因の一つです。特に油臭系ですね。だから私は「血液をクリアにしておくこと」「過酸化脂質を血中に流し込まないようなケア」をご指導しています。今までエストロゲンの減少がこんなに関係しているとは思わなかったのですが、これは由々しき問題のようですね。

そしてこの「脂質が多くなる」という年齢、それは過去の更年期障害の定説であれば45歳なのですが、ところがライフスタイルの変遷でその年齢が前倒しになってしまって、例えば30代後半になっている、そのために、40代がピークではあるにせよ、30代から急激に基礎体臭物質のうちの油臭物質、具体的にはノナナールなどの分泌が増加してくる、ということに関係があるのではないでしょうか?

これについてはもう少し調査・考察していきますが、何らかの関係がある、としか考えられません。

更年期障害の対策

私はお医者さんではないので、更年期障害の治療は出来ません。ですから、受け売りですが、以下のような改善策があるようです。

①ホルモン補充治療法  定期的にエストロゲンを服用し、1か月の半分だけプロゲステロンという黄体ホルモンを併用する。これはお医者さんへ相談してください。なんか、乳がんや脳卒中の既往歴があったり、血栓症の人はリスクがあるそうです。お医者さんにシッカリ相談してくださいね。

②漢方薬の「かみしょうようさん(加味しょう遙散)がほてり、ホットフラッシュに効くそうです。他の症状についても合う漢方薬があるそうなので、それは漢方薬の専門医に相談してください。

➂私のおすすめは大豆イソフラボン摂取ですね。イソフラボンは腸内で細菌の介在があるとエストロゲンと同じ働きを持つ「エクオール」になります。ところがエクオールを作り出す腸内細菌は日本人のうちの2人に1人しかの存在しないとのこと。だからいくらイソフラボンを摂取してもホットフラッシュ等が改善しない人もいるらしいです。その場合は上記の改善策に頼るしかないかも、です。

エクオールは1日10㎎摂取で充分だそうです。これは納豆1パックでOK。まあ他の理由でも納豆を摂りなさいとご指導している私。生理不順があったり40代後半からの女性はとりあえず納豆を1日1パック食べましょうね。あ、そうそう、1パック以上は不要ですし、それ以上食べない方が良い場合もあります。納豆菌は善玉菌ではありますが非常に生命力が強く、腸内フローラバランスが崩れる可能性もある。だから1日1パック!

あと、ホットフラッシュが起きそうだったり、体温が上がって体臭が漂いそうだと思ったら、トイレに逃げ込みましょう。そして脇の下に冷えピタを貼って深呼吸を繰り返す。脇の下には動脈があって、そこを冷やすと血液温度が一気に下がります。そうなると衣類や体表に蓄積した臭気物質の揮発も収まります。またインターバルを取ることで精神的な安寧を得ると、自律神経のトゲトゲしさを収めることになります。

あ、そうそう、つまり衣類や肌に臭気物質が蓄積していて体温が上がるから体臭が爆発的に揮発するわけです。だからそれらをクリアにしておくことが大事。無臭の衣類で毎日を過ごし、正しい体の洗い方を続けることをシッカリ続けていけば、ホットフラッシュや体温上昇なんて怖くありません。一日の臭気物質分泌量なんて大した量ではないのですから。蓄積させないをきちんとしてくださいね。

 

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