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基礎体臭物質と特異体臭物質【体臭の基本になるニオイ物質】

体臭の基礎物質

 

基礎体臭物質とは誰もが分泌されるモノ

体臭検査に臨んで頂いたユーザーさんだけは知っているハズの「基礎体臭物質」と言う言葉。これは、私が作った言葉…だと思います。

どういうことかと言うと、体臭を物質組成から考えたり研究したりしている人がまず居ないということから始まって、じゃあ、誰もが分泌する物質が何なのか、逆にこんな物質分泌は珍しいケースだ、というような考察は、人の体臭物質を種類から調べて、統計を取ってみないと分からないという事であって、そういう仕事を専門に行っているのが日本で私一人(とは言い切れませんが)であるからこそ、そういう言葉を作っても、使っても良い、という自己判断の元、いろいろな場面で使っています、と言う話。

ああ、上記説明では片手落ちでした。「誰もが分泌されることが前提で、尚且つ体臭の印象に影響を与えるもの」だけが基礎体臭物質ですね。厳密に言えば、パルミトレイン酸のように臭いが感じられない物質は、勘定に入れてません。その後酸化して別の物質になって臭い出すようになってから初めて、基礎体臭物質として考えることにしています。

「体臭クリーニング」での、ヒトの分泌物分析結果は、既に500人分以上のデータが積み重なり、体臭検査を受けて下さるユーザーさんが引きも切らない現在、ドンドン、積み重なってきています。来年の夏前には1000人を突破するでしょうし、その後も、今のペースを続けていけば、毎年、数百人分のデータが積み上がります。

「基礎体臭物質」に関しては、日本人の体臭原因の縮図としてみることが出来ます。何故なら、それが誰からも検出されるから。一般的な25歳の女の子の体臭物質はAがどのくらいの比率で~Pがどのくらいの比率(Pまでにしたのは、16種類の基礎体臭物質がある、と言うことの暗喩ですが、それはウソで、もっと沢山あります)で、という具合に、年代別・性別で、体臭物質考察の一般論に落とし込めます。

と言うのも、例えばワキガ臭に悩む方でも、PATMで悩む方でも、加齢臭で悩む方でも、各々、悩みの原因たる臭気物質があり、それはそれぞれ別個の物質ではあるけれども、それとは別に必ず、基礎体臭の分泌もあります。それは(一概には言えないけれども)悩みのタネの体臭原因物質とは、直接的な因果関係が無い場合が多い。無論、基礎体臭物質が感応的な印象をある部分、形作ったとしても、それはそれで、一般的な日本人の平均値や最頻値に落とし込むことが出来る。

簡単に言えば、ワキガにしろ、PATMにしろ、内臓疾患系の症状にしろ、それらの「特異体臭物質」が無くなって、悩みが解決しても、「基礎体臭」は無くなりません、と言う事。その基礎体臭物質のバランスが悪くて「オジサン臭」になったり、「オバサン臭」になったり、「サッカー部の部室のニオイみたいな体臭」になったりすることは在っても、それはあくまで「基礎体臭バランス」の問題であって、そっちも解決しないと体臭改善にならないということ。実際には一緒に改善していくケースが多いですし、そういう指導をしています。

だからワキガクリームで一時的にワキガ臭発露を抑えられたとしても、それの他に基礎体臭バランスが悪くて、別の体臭があれば、そのワキガクリーム対応だけでは悩みは解決しない、ということもあります。

総論で言えば、体臭検査を受けてくださった方のデータは、アナタ個人の体臭改善方法確率に欠かせないものだけれども、他方で日本人全体の体臭の真実を推測する役にも立ってくる、と言うことになります。ユーザーの皆様に感謝!

 

基礎体臭物質はグループ分け出来る

以前のブログで、例えばワキガ臭は3種類(うち一種類は、その他大勢の物質も含まれる、というズルい分け方なのですが…)に分けられると書きました。それは、組成だったり、骨格になる特異物質の種類だったり、親水性の有無だったり、pHだったりと、なるわけですが、一番大事なことは、「その物質を無臭化できるアプローチ物質や改善策が何か?」ということ。と言うのも、どんな物質が原因でそのニオイが発露しているかはともかく、アプローチできる消臭原料や改善策が一緒なら、ユーザーさんへのご提案が画一化できますからね。そういう訳でワキガ臭は3つに分けて考えています。

PATMについては、現在も考察中なのですが、これも現在の所、何種類かに分けられるかもしれないと期待しています。まずは「真PATM」と呼べそうなモノ、「偽PATM」と呼べそうなモノに大別できそうです。「真」の方は、いわゆる「特異体臭物質」が原因で、周りの人の反応を促してしまっているケースで、物質群は特定出来つつありますが、対処法はイマイチ完成しているとは言えません。

対して「偽」の方は、特異体臭物質ではなく、当たり前に分泌される物質のうちの何かが過剰に分泌・存在するがために周りの反応を促しているのではないか、と予想されるケースです。「PATM検査」を受検された方のうちで「PATM判定」が「弱」だった人は、こういうケースが多いです。もちろん、中には、「真」と呼べるPATM物質も僅かに分泌されているのだから、「偽」の改善策だけでは足りない人もいます。その辺りは、まだまだ明確な定義が出来ていないのだけれど、それでも明確に「PATM物質の分泌は無い」のに、「周りの人が鼻啜りや咳き込みをする」という人が存在します。そういうケースでは、道のりは長いのですが改善策が確立されています。

なんだか、話が逸れてしまってますね。基礎体臭物質の話に戻ると、基礎体臭物質もまた、グループ分け出来ます。現在は、5つのグループに分けています。その中にまたいくつかのグループが、その組成や特性で分けられるのだけれど、大きく言えば、5つに分けています。検査ユーザーさんならご存知の「上記のうち、2.3.4.5番目の項目に含まれるものは、いわゆる基礎体臭物質で、グループとして考えれば、誰もが多かれ少なかれ検出されます」というくだりで明らかになる、アレです。

さて、基礎体臭物質のそれぞれのタイプとは、どんなものなのでしょうか?

これは、例えば、医学界の定説とかではなく、あくまで、私が500人分のデータから作り出して、これから増えていくデータで補完していく理論体系です。多分、現段階では、専門家の誰も理解していないと思いますが、いずれ、この「体臭を物質組成で考えていく」ということが、体臭対策の王道になっていくと思いますよ! 私には、結果を出した「悩める体臭持ちだった過去を持つユーザーさん」という強い見方が居ますからネ。データから真実を導き出すのが科学的な方法論ですから…なんてね。

長くなりましたので、都築は来週のブログで。

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