体臭の原因

なぜ汗をかいていない時にも周りは反応するのか?皮脂と体臭その1

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汗をかいていないのに臭う原因

前回のブログは、ユーザーさんとのやり取りについて書いたのだけれど、その中にも書いたし、ユーザーさんによくお話しするのだけれど「乾燥するから皮脂が出やすくなる。皮脂の中に含まれるニオイ物質というのも多いから、皮脂が出やすい=ニオイ物質が出やすい」という事を、もう少し掘り下げてみるべきと思っています。まずは「皮脂」の勉強から。

汗をかくから臭いが広がる? 実は直接的な因果関係は低い。

よくユーザーさんが

「汗をかくと途端に周りの人にクサイって言われます」

とか

「汗をかいたときは尋常じゃなくPATM反応されます」

と言っています。もしそうだとすると、汗にニオイ物質が含まれていて、それが出た時にニオイ物質も出て、だから周りに反応される、という事になりますが、そうだとすると、汗をかいていない時には反応されず、体臭を感知されたりもしない、という事になります。ところが、汗をかこうがかくまいが、周りの反応はある、とユーザーさんもみんな言います。程度の差こそあれ、周りの反応はある。でしょ?

なぜ汗をかいていない時にも周りが反応するのか?

なぜ、汗をかいていない時にも周りが反応するのでしょうか?

反応反応とPATMのことばかり言っているように聞こえますが、この「反応」には臭いに対する反応、つまり第三者が「クサイ」と感じてそのように口に出して言ったり、顔をしかめたり、鼻を押さえたり、遠ざかって行ったり、という事も含んでいます。

皆さんも今現在、汗をかいていない、もっと言えば、朝から一度も汗をかいていないのに、周りの反応がある、という経験もあるはず。それを考えれば、「汗をかくこと」だけが体臭の原因ではない、という事が分かってもらえると思います。

まず第1に、汗であれ何であれ、体から出てきた臭いの物質が衣類や体表に付着している場合、汗をかかなくてもニオイは周りに発散します。発散の条件は、その時の体温や気温と、その時に体や衣類に付着しているニオイ物質のボリュームで大きく変わってきます。つまり、体の中から分泌されたニオイ物質が衣類や体表に多く付着している状態で、体温や気温の高くなるという条件が重なる時、体臭はマックスに広がっていきます。これには汗の量は直接関係ありません。もちろん、汗をかく、という現象は「体温が上がる」や「環境温度が高い」、または「ストレスに晒されている」時や「心理的圧迫によって血流が早くなる、或いは心臓がバクバクする」なんて時も起こりますが、汗が出ようが出まいがそれらの条件があれば、付着しているニオイ物質の揮発は高まる、という事。だから衣類や体表のケアが大事であり、私は皆さんに徹底したご指導を行っているわけで、特にPATMやワキガについては、衣類のケアが出来ていると途端に反応が減ります。もちろん皆無になるわけではなく半減する、といったレベルですが、これは多くのユーザーさんで実証されている通り。

次に前述の「ニオイ物質は汗よりもむしろ皮脂に多く含まれる」という事を知るべきです。汗、皮脂と合わせて、体表上での雑菌関与や酸化作用によるニオイ物質生成もあるのですが、これも汗に含まれる成分よりもむしろ皮脂に含まれる成分が根本原因(つまり細菌がより悪い臭気物質を作るための基礎材料や、酸化される前の元々の分泌物は皮脂に多く含まれている、ということ)の方が多い、という事も知っておくべきです。

さて、ニオイ物質を多く含む皮脂を分泌してしまう事がアナタの体臭の原因である可能性が高い、という事を理解していただけたでしょうか? そこまでわかって頂けたら、次は皮脂って何?という話です。

皮脂って何?

皮脂とは皮脂腺から分泌されてきて、肌の上で乳液上に広がり、薄膜のように広がっているモノです。この「薄膜」を「皮脂膜」と呼ぶのだけれど、何となくこの皮脂膜のことを「皮脂」と呼んでいる傾向があります。

ひとつづつ整理していくと、「皮脂腺」から分泌されてるものが、「皮脂」。その皮脂が肌の上で汗などと混合してエマルジョン化(乳液上になったもの)して薄く広がったものが「皮脂膜」です。皮脂の主成分はグリセリン脂肪酸エステルと、ウィキではひとまとめに書かれていますが、もっと詳しく分類すると様々な構成物が含まれています。その中にニオイ物質である親油性の物質が多く含まれているという事なんですが、長くなりましたので、続きは次週。

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