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魚臭症の具体的なニオイとその発生メカニズム その1

魚臭症のメカニズム

相変わらず、メールでの質問が多く寄せられます。その経路は様々ですが、既に検査を行っている方は、必ず私の個人のメールアドレスに直接質問してくださいね。皆さん、知っているでしょ? そうすれば、遅くても2営業日(土日や祝日、お盆とお正月のお休みを除く、平日でカウントして48時間以内)以内にはお返事をするように心がけています。もちろんその時の状況によりますが、私の個人アドレスにきちんと届いたメールは、その日のうちに確認はします。少しじっくり考えないとお返事できないような内容だと、一晩考える。それで、翌日にメールを打ち込む。だから遅くても2営業日以内にはお返事します。その時に、必ずお名前を記載してくださいね。どなたなのか探すのが結構大変なので、ご協力お願いします。

検査アイテムのご依頼を頂いてない方は、「体臭クリーニング」のお問い合わせページから質問してください。こちらは少しのタイムラグを経て、私の個人アドレスに転送されてきます。こちらも2営業日程度でお返事をするよう心がけていますが、転送処理に不備があったりして確認が遅れる場合もあります。あまり返事が返ってこない場合は、もう一度お問い合わせページから催促メールを送ってください。

ブログのコメント欄に質問を書かれる方もおられるのですが、お急ぎで返事が欲しい内容については、ここは避けて下さい。そのコメント欄を確認するのは、下手をすると数週間先になる場合もあります。出来れば毎週ひとつずつブログを書きたいと思うのですが、その週の忙しさによってブログが書ける週、書けない週があります。それゆえ、時間がある時はまとめてブログを書くようにしています。ブログのコメント欄は、ブログ投稿ページに入らないと確認が出来ないため、長い時は数週間、アナタからの質問を確認しない時もあります。ですので、お問い合わせは「体臭クリーニング」サイトの「お問い合わせ」から! よろしくお願いいたします。

さて今週は、最近また多く質問が寄せられるようになった「魚臭症」について。前にも書いたことがありますが「生臭さ=魚臭症」と思っている方が多くおられるので、ここではキチンと魚臭症の本質とメカニズムを説明したいと思います。

因みに以前に書いた内容は「魚臭症と食べ物」についてです。気になる方はこちらもご覧ください。

どういう症状が魚臭症なのか?

魚臭症とは、体臭や口臭に強い生臭さがある状態のことを言います。私は体臭の専門家ですので、その他の症状については詳しくありませんが、聞くところによるとニオイ問題以外に、特に体調不良のような症状はないようです。いや、症例自体が少ないので、状態によっては何か身体的な問題が無いとは言い切れませんが、私が文献を確認した限り、そのようなことは書いてありません。

「生臭い」と一言で言いますが、生臭い体臭には様々なタイプがあります。まず魚臭症は、魚や魚の腐ったニオイ、という事になります。魚河岸のニオイ、磯のニオイと言うのが正解かも知れません。うちにあるトリメチルアミンの試薬を感応すると、まさに磯臭いのですが、まあ試薬は他のニオイが混ざってないので、むしろクリアな生臭さ。なんて言っても誰にも理解してもらえませんが…ただ単に海っぽいニオイ、イカっぽいニオイと言えばよいのか…

と言うのも、体臭で感じるときは、その生臭さに油臭さや甘酸っぱさ、時には刺激感なども混ざって、単なる生臭さだけで感じるわけではありません。けれど、生臭さが混ざる体臭は生臭さが表立つので、やはり他の体臭とは一線を画します。私のような専門家になれば、その「生臭さの混ざる混合臭としての体臭」の中の、本質ともいうべき「生臭さ」が「魚臭症」の原因たるトリメチルアミンに起因しているのか、はたまた他の物質に起因しているのか、がハッキリわかります。 エッヘン!

生臭さにも種類がある

さて「魚臭症」でないのに、生臭い体臭もあります。例えばアンモニア。アンモニアは何度も言及しているように非常に閾値が高くて、相当の分量が無いと感応しません。逆に言えば、相当たくさんの分量がそこにないと、アンモニアである、という事が分からない。

また、アンモニアと言えば、皆さんはあの「むせるような刺激感」「ツンと鼻を刺すニオイ」を思い浮かべるでしょうが、例えば、衣類に体臭由来のアンモニアが付着していたとして、それが徐々に揮発していったとき、最初に無くなるのは「刺激感」です。まあ物凄く濃い時は「むせて咳き込む感じ」となり、徐々に薄くなると「鼻を刺す刺激感」が残って、それも消えていくと、最後に「生臭い感じ」が残ります。

これは私一人が感じている感覚ではなく、例えばご本人さんが「生臭い体臭」に悩んでいるとして、その方の私物をお預かりした時、確かに生臭さを感じるとします。そこでガス検知管でトリメチルアミンとアンモニアについてガス検知管で検査してみると、アンモニアだけを感応する場合が多い。更にその方の検査用Tシャツをガス検知管でアンモニア測定してみると、私物よりもボリュームが大きい数値としてアンモニアを検知してしまう。そんなことがよくあります。

このアンモニアの「生臭さ」とトリメチルアミンの「生臭さ」は、私のような専門家なら違いは判るのですが、一般的には「生臭い」でひとまとめに考えてしまうでしょう。

ワキガ臭や雑菌臭としての生臭さ

他にもいわゆる雑菌臭としての生臭さやワキガ臭としての生臭さもあります。どちらも雑菌が関与しますし、アミン類というトリメチルアミンの仲間が関与している場合が多いです。それでだけはないですが。トリメチルアミンの仲間で、それでも魚臭症と言えない原因物質は、例えばN-メチルフェニルアミンや2-プロパンアミン、ジメチルアミンなどがあり、他にも最後に「アミン」と付く分泌物としての化合物がいくつもあります。もう一つは、生乾き臭としての生臭さもあり、これは雑巾臭いプロピオン酸から動物臭的臭気のカプロン酸、もう少し長鎖のペラルゴン酸辺りのカルボン酸が関与している場合が多いようです。

これらのうち、「アミン」がつくとどうしても「トリメチルアミン」と同一視してしまい、魚臭症と自己判断してしまいがちですが、「トリメチルアミンの発露が原因である魚臭症」と「その他の生臭い体臭」の生成のメカニズムは全く違って、ゆえに、改善策も全く違います。まあ「アミン類」はすべからく「元素記号N」つまり窒素が組成に入らないと形成されませんが…だからと言って魚臭症のように魚介類を控えなさい、と言う改善策にはなりません。

長くなりましたので、続きは次回という事で。

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