体臭の悩み 体臭の相談

【お悩み相談】体臭のカウンセリングは全否定してはいけない

2018年4月26日

体臭のカウンセリング

新聞の悩み相談に載せられた体臭の悩み

この4月から、我が息子が就職しました。今は空前絶後の売り手市場らしく、びっくりするようなことが去年からいくつもありました。決して優秀ではない(と言うか、よく卒業出来たな、という成績で地方の私立大学を何とか卒業出来ました)我が息子ですが、今どきの就職試験は、交通費や宿泊代まで出してくれるのにはオドロキでしたし、その後決まった就職先が数か月間、新聞を取ってくれたことにはさらに驚きました。少しは社会勉強せい、という意味合いでしょうが、読売新聞です。そんなことあるの? と思いながらも、数か月間、私が読売新聞を楽しみました。息子は読んでいたのかな? 読んでいるところを一度もみませんでした。

もともと東京生まれの私は巨人ファンですので、30代までは読売新聞を取っていました。その後、地方のいろんな付き合いもあって、別な新聞を取っていましたが、やはり全国紙。読みごたえがあります。

そんな中で、毎日欠かさず読んでいたのが「人生案内」のコーナー。私の大事なお仕事の一つに「ユーザーさんを前向きな気持ちにさせる」ということがあります。というのも、体臭の具合はどうあれ、現状より良い状態を目指してもらわなくてはならない。もし「かなり悪い」という結果が出た場合、ユーザーさんは落ち込んでしまって改善に取り組む意欲が無くなってしまう… そういう失敗も過去に何度かありましたので、どのようにしてユーザーさんを前向きな気持ちにさせ、こちらで作った改善プログラムを実践させるのか、ということは、私の永遠の課題の一つです。

そんな私の参考になるのが、新聞の悩み相談。在れば必ず読みます。そんな中に…

 

夫が体臭を認めたがらない!

こんな悩み相談がありました。相談者は50代の女性。本人も会社勤めらしいので通勤や会社での人間関係のことも理解している。

彼女は夫に体臭対策をしてもらいたいのに、しないということが不満らしい。A男さん(相談者の夫です。面倒ですし分かりにくいのでA男さんとしましょう。こういうの一度やってみたかったんです。A男さんB子さん的な)はきれい好きで、一見するとおやじ臭等と無縁な感じらしいですが、そこはご多分に漏れず、加齢臭が始まっている。汗をかくと如実になるらしい。そしてB子さんは仲の良いA男さんの体臭が気にならない。いや、気がついているけれども悪く思ってない。しかし、最近、A男さんが乗った電車で、隣に座った女性がA男さんを避けるように隣の車両に移った、という出来事がありました。

A男さんは自分のおやじ臭が原因でそんな行動をとられたと思い込み、落ち込んだのですが、本心では認めようとせず、全く対策を行わない。けれどB子さんには「クサイ? クサくないだろ?」と臭わない事を認めさせようとしている。

B子さんはA男さんに加齢臭があることをわかっているので、仕事で困ったことにならないように制汗剤やニオイ対策の柔軟剤を使いたいのだけれど、それらが本人を傷つけることになるのではないか、と心配している…

と、まあ、こんな筋書きです。それに対して、心療内科医である回答者は?

 

体臭は誰でもあるからこだわるな! とおっしゃるが…

まあ、たいていの心療内科の先生やカウンセラーさんは体臭で悩んではいません。そうとは限らないかもしれないけれど、ことユーザーさんから体臭の悩みを打ち明けられたときは、たいてい「誰でもあるからこだわるな」という方向に進みます。または「私には感じられない」「あなたの思い込みに過ぎない」「前に来た時よりも体臭が改善しているように思います」と、「否定」とまでは言わないまでも「無い」「人より悪いことは無い」という言葉を使います。もちろん、ワキガ臭のような明確な違いがある場合は、そうとは限らないと思いますが、PATMや加齢臭、普通のタイプ(であっても強くて悩んでいる人もたくさんおられます)の体臭の場合は、まず気にしすぎという観点から伝えたがる。この度の回答者さんも「隣に座っていて立ち去った女性がA男さんの体臭が原因で立ち去った根拠はどこにもない」、と言っています。

しかし、このようなライトな質問であっても、まずは体臭が「有って」そのことを理由に「他人が反応した」ということを前提にしなければ、ご本人、この場合のA男さんの悩みは解決しません。何故なら、隣に座っていった女性が立ち去ったのがA男さんの体臭が原因では”ない”という根拠もないから。

そして、「気にするな」という言葉だけでは「クサイ? クサくないだろ?」と奥さんに聞いたときの気持ちのラビリンスから抜け出すことが出来ません。

更に回答者先生は、職場でのストレスなどのせいで、A男さんがストレスを抱えていて、それを今回の出来事に結び付けているのかもしれないから、その点も夫婦で話し合う事、と指導しています。

ただ、最後には「汗を残したままにすれば体臭がひどくなるから、汗をきちんと拭くように優しく言うように」と指導していますので、その点は、具体的な対策として(それがA男さんに合っているかどうかはともかく)提示していることが救いだと思いました。

 

私なら、まず…

心療内科さんは体臭の専門家ではないので、例えば夫婦間での「順応」が働くから、第三者の反応こそが真実に近い、ということなんて知らないとは思います。またB子さんがキライではないA男さんの体臭も、世間一般では忌避度が高いということがあり得るということにも考え至らないでしょう。

まず「反応される原因が存在する可能性がある」という立場をとって、それは何故なのか?と掘り下げて行かないと、体臭の悩みは解決しません。

…ああ、書いていて私自身が思い至りました。相談を持ち掛けているのはB子さんであって、A男さんの悩みを解決する必要はないのか…この場合は…

まあ人生相談のうちでは、ずいぶんと特殊な相談事の一種なのでしょうから、そんなことを重箱の隅をほじるように「ツッコミ」を入れるのは、私ぐらいなモノでしょうが…

けれど、もし、家族から体臭の悩みを口に出して伝えられたとき、「それは思い込み」「絶対違う」というように、悩んでいる本人の気持ちを全否定するようなことは言ってはいけません。この質問者のように仲の良いご夫婦なら後からどうにでも信頼関係を回復させることが出来ますが、特に若い世代の息子さん、娘さんをお持ちの親御さん、ホントに真剣に聞いてあげて下さい。親御さんには分からなくてもお友達や同僚に反応される原因がどこかに在るかも知れませんし、「誰も信用できない」という言葉は、多くの若いユーザーさんから聞いています。

そんな家族の悩みを聞いてしまった時、まずは、私に相談して下さい。

 

 

 

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