体臭と病気

夏の終わりに汗の「質」を考える その3「年中サラサラ汗を」

サラサラ汗

このシリーズも3回目。今回で終わりにします。続き物なのでその1その2を読んでない方は、そちらを先に読んでくださいね。下記URLから行けます。

夏の終わりに汗の「質」を考える その1

夏の終わりに汗の「質」を考える その2(水分と体臭)

今回は、元ネタ「あなたの汗の臭い、大丈夫? 汗の質が分かる10問チェック」の設問04からの解説です。

体の中に原因があって、汗からイヤなニオイが…!

  1. 人と比べて、あまり水分を摂らない。
  2. 夏でも冷え性。
  3. 熱い場所にいても、あまり汗をかかない。
  4. 汗をかくと肌がベタベタする。
  5. 食事は肉や油っぽいものが多い。
  6. ストレスフルな毎日を送っている。
  7. ちゃんと眠れていないことがよくある。
  8. 比較的過ごしやすい季節でも、空調を聞かせて快適に過ごしている。
  9. 運動する習慣がない。
  10. お風呂に入っても湯船に浸かる事はほとんどない。

※1.2.3.は第1回2回で解説済み
引用:an an NEWS 10問チェック

4以降が残りの設問です。

4の「汗がベタベタする」というのは、汗の中に余計な成分が入っていて、サラサラしていない、という事。例えば、カルボン酸と言われる酸素と炭素と水素で出来ている体内に存在する物質があります。カルボン酸は食べたものを原料として体内でも作られる物質で、炭素数2-4個のものを短鎖脂肪酸(低級脂肪酸)、5-12個のものを中鎖脂肪酸、12個以上のものを長鎖脂肪酸(高級脂肪酸)と呼びます。短鎖脂肪酸や中鎖脂肪酸のうちの炭素数の低いものは体の中で作られるし、長鎖脂肪酸は植物由来の成分として体の中に入る場合が多いです。短鎖というのは名前の通り、鎖状の分子構造が短くて、水っぽくてサラサラしているものが多く、お酢がサラサラしているのは、その主成分の酢酸の分子構造が細かいため。長鎖脂肪酸のパルミチン酸やステアリン酸等は分子構造が大きくて水に溶けにくくて油に溶けやすい。

同じカルボン酸でも短鎖のモノならば、汗に含まれていてもサラサラしていて体からの排出も容易。逆に長鎖であればベトベトしている。またニオイの強いものが多い中鎖脂肪酸(イソ吉草酸や酪酸、カプロン酸等)は中鎖といえども水に溶けにくくて油溶性度は高い。試薬で見ると結構トロっとしています。

カルボン酸だけ見ても体臭に関係のあるものはほとんどがベトベトしています。私は酸っぱい汗をかく人に「代謝が良くて若い証拠」と褒めることがあるのですが、これは酢酸や乳酸のバランスが多くて分泌物がサラッとしているケースのみです。ある種のアルデヒドが多くて酸っぱさが表立つ場合は、ベトッとした汗でも酸っぱさが表立つこともあります。特に中年以降の場合、酸っぱさの表立つ体臭はよくない傾向のことが多い。

ニオイだけでは普通の人は判断が付かないのですが、分泌物分析をすると、その人が「サラッとした汗」なのか、「ベトッとした汗」なのかが、大まかに分かります。

汗がサラッとしていない原因

汗がサラっとしていない原因

5:についてですが、余計な脂質を摂りすぎると油分が体内に余計に入って更に体内pHをアルカリ性に偏らせます。良質なたんぱく質を適量摂ることは代謝を上げ、活動のエネルギーとなるわけだから、いくら体臭を気にしていても、必要量は摂るべきです。全く肉を食べないというユーザーさんも結構いますが、それは良いことではありません。脂質を制御しつつ、タンパク質をしっかり摂る、という考え方をしましょうね。特に沖縄在住の方は揚げ物・炒め物のバランスが非常に高いので注意が必要です。

6:のストレスも体臭には大きな問題になってきます。特に体臭のことで悩んだり、周りの反応に苦しんだりして、それがストレスになるユーザーさんがホントに多いのですが、悩むこと自体がストレスになり、更に体臭を悪化させる、という事を知っておきましょう。ストレスについては以前書いたブログ「現代生活が体臭を増長している。その1 (ストレスが原因)」に詳しいので、それを読んでみて下さい。ストレスがアルカリ性の汗を呼ぶという事が理解できると思いますし、体臭ストレスを減らす方法も書いてあります。URLは以下の通り。

現代生活が体臭を増長している。その1 (ストレスが原因)

7:についても、指摘させてもらったユーザーさんがたくさんいますよ。体臭の悩みで寝られない方には心理面での対処法と共に、薬の力を使ってでもシッカリ寝ることをご指導したりします。これも過去のブログ「体臭のために良い睡眠を心掛けましょう。体臭と睡眠の関係1」に詳しく書かれています。URLは以下の通り。

体臭のために良い睡眠を心掛けましょう。体臭と睡眠の関係1

8:ですが、これは体臭という観点からは悪いと言えないケースもあります。例えば職場で快適な温度環境を保つことは体臭発露の予防になりますからね。汗をかかずとも体温が高まれば体臭発露は促されます。人と接する環境に於いては出来るだけ快適に過ごす努力が必要です。その分、一人の時間にウォーキングなどの有酸素運動で汗をしっかりかけば大丈夫。

9:は前回のブログに書いた通り。私もこの年で毎日往復40分の道のりを自転車通勤しています。私(57歳)より若いアナタなら「有酸素運動しなさい(私のセリフ」「えー? 時間がないし辛いです!(アナタのセリフ)」は通用しないですよ(笑)

10:も前々回のブログかな? 書きました。正しい入浴方法をご指導しているのだから、しっかり実践してください。あと、体の洗い方ですが、マニュアル通りだと角質が溜まりやすい方もいます。角質の溜まりが気になる方は3日に1回くらいは柔らかいタオルで優しく擦って角質取りをしても良いですよ。柔らかい、くたびれたタオルに限ります。

夏だから、暑いから汗をかく、ではダメ

汗をかく季節はもう終わり、と考えているアナタ。汗腺を鍛えて優良な代謝の結果として汗をかく、ということは、一年中続けるべきです。お風呂の入り方や有酸素運動、クリアな水分摂取などを秋以降も続けて、良い汗を一年中かけるように心がけましょう。それが体調のみならず体臭の管理に大いに役立ちます。頑張っていきましょう!

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