PATM(パトム) 体臭と病気

【理解されない】化学物質過敏症という症状【PATMとも違う】

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PATMの人とは一緒にいられない!化学物質過敏症の現実 その1

実は私、日本環境保健機構という一般社団法人の広報の方と知り合いで、洗剤をお分けしている仲。その方は当社の洗剤を殊の外気に入って下さっている…そんなことは、まあいいか。

彼女はアトピー症の専門家であり、悩めるアトピーの子供たちやそのお母さんのために、よくフォーラムを開催したりして尽力なさっています。またアトピー症はもとより、化学物質過敏症についてもいわゆる専門家。まあ私の対極のお仕事をなさっているというところ。その方に化学物質過敏症についてお話を聞いたのは、私の所の悩めるPATMユーザーのことを尋ねたことがきっかけです。

アトピー症患者は、政府統計では46万人とか発表されていますが、別の団体の発表では人口の1割程度、つまり1千万人とか言っている所もあります。小児期の一過性のものを合わせると46万人っていうのは、あまりに少ないように思えます。花粉症にかかったことのある人の数や、うちの息子の子供の頃のことを考えるともっと、ずっと多い気がします。けれど10人に1人はいないかなあ。

アトピー症に罹る率は世代ごとに極端に変わってきます。最新のデータでは1歳から4歳の患者数が7万人で、その世代の総数がざっと400万人くらいとすると、約1.8%程度の罹患率。つまり、学校で言えばクラスに1人居るか居ないかという数字。

そして化学物質過敏症(PATM)の方は、一説によると100万人いるとか。まあ100人に1人くらいなら納得できます。学校で言えば2~3クラスに1人。またワキガの人が1クラスに1~2人。PATMの方も2~3クラスに1人。この辺りが現実的な数字でしょう。

つまり有名なアトピー性皮膚炎という病気で苦しんでいる方たちの数と比較できるほど、むしろそれよりも多くの、化学物質過敏症で苦しんでいる人、PATMで悩んでいる人、ワキガ臭を持っている人たちが、日本には居るということです。

化学物質過敏症って、何?

化学物質過敏症とは、読んで字のごとく揮発性の化学物質を吸入(場合によっては皮膚からの吸収も含まれる)することによって、頭痛や倦怠感、関節痛や下痢、のどの痛みや皮膚のかゆみなど、様々な不快な症状が出ることです。状態によっては「不快」を通り越して寝込んだり、治療を施さなければ回復しないという場合もあります。

原因はハッキリ言ってワカラナイ。いや、接着剤や防虫剤や消臭剤、芳香剤、PM2.5、花粉(実際には花粉は化学物質ではないですが)から飛散した微粒子が原因です。けれど、何を遠ざければその不快な症状に悩ませられなくなるか、ということが、個人個人で違う為、結局は「何もかもの微粒子を吸い込まないようにしないと」という事になる。微粒子は、現代生活の中で、至る所にあります。殆ど微粒子の中で暮らしているのと変わらないと言えるのは、日本も中国も同じこと。

そんな中で一番の悪者は、柔軟剤や消臭剤に含まれている化学物質です。実際、当社のGCMSでの検査では、とんでもない量のシリコン分子や、香料系分子を検出してしまう検体が数多く出てきています。化学物質イコール悪者と言ってしまうと少し乱暴ですが、実際、PATM患者も化学物質過敏症患者も、それで悩んでいるんだから、私には悪者に思えます。

この化学物質過敏症、最近ニュースになっていました。見出しだけお知らせします。ひとつは「名鉄香りバスに異論 化学物質過敏症の患者団体」というものと「他人の服に残る柔軟剤は毒ガスの苦しみ 理解されない化学物質過敏症の患者」というもの。

香料=化学物質?

香料は大きく分けて、天然モノと合成(つまり化学)モノがあります。化学香料はその名の通り化学的に合成して作るわけで、化学物質過敏症の方の大敵。その理由をお教えしましょう。

実は、天然のエッセンシャルオイルなどは、非常に水に溶けにくい。単体で水に溶かしこもうと思うと、どんなに頑張っても0.1%溶けたら上出来です。化学香料は端から親水性(水に馴染みやすい性質)を持たせて作れば、いくらでも水に溶かすことが出来ます。これは揮発して微粒子になった時にも同じことが言えます。

人体は水の塊。例えば鼻や喉の粘膜も水なら吸収しやすい。だから高級な天然エッセンシャルオイルなどは、そう簡単に粘膜を透過して体内に入らない。つまりは嗅覚をチョロッと刺激して、排出されたり、消化器官側に流れてしまう。対して化学香料は元々水に溶けこむ性質を持っているから、粘膜に付着した後、体内に取り込まれる率が多い。

花粉症って、ある日突然発症するということは、誰でもご存知の通り。体の中に計量カップがあって、そこにドンドン花粉が溜まっていく。ある日コップからあふれ出すほどの花粉が溜まった時から花粉症が始まる、という、これはホントの話。

それと同じことが、化学物質過敏症でも起こるんです。例えば特定のシリコン物質や化学香料に含まれる分子が少しずつ溜まっていって、許容量を超えたらアレルギー反応を起こしてしまうという… 化学物質過敏症で怖いのは、その許容量が「非常にチョット」となっている人が多いらしいということ。2回目の曝露でアレルギーを起こすことも、珍しいことじゃないらしいんです。

さて、彼ら彼女ら非常に敏感な人々(化学物質過敏症の方)を脅かす存在としての「PATMで悩んでいる人々」。それぞれが悩みを抱え、苦しんでいます。その元凶は「化学合成された微粒子」なのです。

ちょっと長くなりましたので、続きは次回に。

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